多分、インドネシアで生活したことのある方が一度は経験するであろう「エアコンから水漏れ問題」。
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ここ1ヶ月くらい、家のエアコン全ての調子が悪かったのです。
PSBB(大規模社会制限)が緩和されて、やっとクリーニング業者さんとテクニシ(メンテナンスの人)が来てくれました。
はっきり言ってジャカルタのCOVID-19状況は全く良くなっておりませんが、そういう日常的な事が回り始めたのはありがたい話です。
そこでまた、面白事件が勃発しましたのでお知らせします。
●エアコンから滝
筆者宅のエアコンは全部で3台。
こちらに来た時にオーナーが新調してくれたエアコンだったので、半年は何の問題もありませんでした。
基本エアコンが好きではなく、毎日窓を少し開けて扇風機を回す時間を作っていたため、つけっ放しにすることもあまりなかったのです。
ただ・・やはり雨季になって雨が多くなると湿気もひどく、気温は同じでも湿度が高いと暑い。それに高層階ではない筆者宅は「蚊」が入ってくる問題もありましたので、だんだんと閉め切ってエアコンをつけっ放しにすることが多くなりました。
そのうち冷房か除湿で外気よりも低めの設定温度(27℃以下)にすると、蛇口を捻ったように水がジョボジョボ流れ落ちるようになりました。
冗談じゃなく、ちょっとした滝。
最初に見たときはビックリしました。
『なぜ???どこからそんなに出てくる?』
頭からはてなマークが離れない。
PSBB(大規模社会制限)緩和までは、フィルターを掃除したり排水の流れを調べてみたり・・・こちらでやれることも限られるので、頭を悩ませておりました。
エージェントの方に取り次いでもらって、アパートメントが契約しているクリーニング業者とテクニシに来てもらうことに。
やっとだ・・・やっと滝から解放される!
うれしさは隠せない✨
●予想のはるか斜め上を行くテクニシ
来たのは2人。おじさん(テクニシ)と若者。
『見た事あるな・・』と記憶を辿ると、一番最初にクリーニングに来てくれて丁寧なお仕事をしてくれた2人組でした。
"インドネシアにおけるテクニシ"というものに過度な期待を抱いてはいけないという事は、皆様と同じく経験済み(そのお話はこちら)。
でも、何となく淡い期待。
おじさんはクリーニングをしながら、エアコンの排水ホースを分解してチェックしてくれてます。
『絶対排水ホースに問題あると思うのよ、素人目にもさ・・・・』と思いながらおじさんの仕事を見ていた次の瞬間。
おじさんがパーツを外した排水ホース(エアコンについてる側)を突然くわえて息を吹き込みました。
ブーーーーーッ(息の音)
バババババババババババババb・・・・・(どこかでする新たなる滝の音)
『なんや、なにが起こったんや!』
頭の中がプチパニックになっている筆者、冷静を装い新たに聞こえる滝の音がするリビングの隣の部屋へ。
隣の部屋のエアコンから滴り落ちる、大量の水。
おじさん再び。
ブーーーーーー
バババババババババババババb・・・・・
そして隣の部屋でも同じことが繰り返され、次は寝室のエアコンから滝。
エアコンに人工呼吸。
"・・・・・・・驚かない。
もう何も驚かないと決めたんだ。これが彼らの技術なのだ。冷静、冷静でいよう。
筆者のインドネシア語は、その状況を質問するにはまだまだボキャブラリーが足りない。
できたとしても何を聞くというのだ。
これでいいのだ。"
必死に冷静を装い、自分に色々言い聞かせ、何でもないフリをして本を読む筆者(悟りの時間)。
おじさんはその後何度かエアコンに人工呼吸を繰り返して、最後にはサムズアップ👍をして満足気に帰って行きました。
詳細は説明してくれなかったけど、多分排水ホースの角度が悪くて水が溜まっちゃったみたいな感じかな。
そうよね、全ての部屋のエアコンの排水ホースは繋がってんだよね・・・
後片付けをした若者がきちんと請求書兼領収書を書いてくれて、少し多めのチップを含めた料金を支払う筆者。
正直まだ衝撃は抜けきれず。
そして正直、まだ水は滴っている笑
とりあえずエージェントには3日様子を見て改善しなかったらまた連絡すると伝えました。
ふう。
皆さん、16-19℃が普通?なんですかね。
寒くないのかね。
いつもテクニシやクリーニングの人が終わった後に設定してくれる温度はそのくらいです。
筆者は冷え性気味なので27℃くらいにしていることが多いのですが、今日もその設定にしていたらおじさんが「こいつやべえ」くらいの勢いで笑いまくってました。
今回はそんな小話を挟まないと、衝撃すぎてまとめられませんです。はい。