【お買い物・たべもの小話】インドネシアの緑茶(茶葉)を飲んでみた件

緑茶が飲みたい。禁断症状出てます。

Photo by Timothy Newman on Unsplash


最近は、先日イオンで「麦茶」を手に入れてから毎日いただいておりまして。やはり暑い日の麦茶の美味しさは尋常じゃないですね。


でも麦茶って意外と"何にでも合う"わけじゃないんですよね、これが(筆者比)。


単体で飲むのはもちろん、麺類なんかにもすっきりして合うけど・・・
洋食や甘いものにはあまりしっくりきません。



そう思うと、烏龍茶は凄いです。
中華料理にも、和食にも、洋食にも・・何にでも添い遂げちゃうその懐の広さには驚くばかり。
緑茶もまた違うゾーンで広い添い遂げ力があって、烏龍茶より甘いものに合う幅の広さが魅力です。

はあ。烏龍茶・・・緑茶・・・・飲みたいなあ。


筆者は何を隠そう、"お茶狂い"です。
コーヒーも好きですが、三度の食事のお供にお茶は欠かせないお茶中毒。

ちょっとペースを見誤ってしまったのと、COVID-19のせいで一時帰国が延びてしまったので、最近色々とストックが切れ気味。
特に真っ先に無くなった緑茶が恋しくてたまりません。
"おーい、お茶"のペットボトルじゃあ、この欲求は満たされないのであります。


スーパーマーケットには、"日本から輸入された緑茶"が物凄い値段で売っています。
関税が高いので致し方なしですが、大量消費する筆者にはちょっと痛い出費になってしまうのです。

Papayaには"インドネシア産の緑茶(茶葉)"が売られています。日本産の1/4から1/5くらいのお値段です。
前から気になってはいたんですが・・大変申し訳ないのですが、期待して残念な気持ちになるのが嫌で手を出していませんでした。

しかし、最近のお茶への中毒症状はひどくなっていくばかり。

『試してみて損はない』という結論で、購入してみることにしました。


●インドネシアのお茶事情


試す前にちょっとだけお勉強してみます。

インドネシアはお茶の産地です。
特に西ジャワが主な産地です。そう、かの有名な(?)"ジャワティー"です。


オランダ統治時代に始まったお茶の栽培は、独立後の1980年代には茶園が10万ha(1,000km2)に成長。
オランダ東アジア会社がビジネスを主導し、何度も失敗があったようですが長い年月をかけて着実に成果を残していきました。記録によると、日本にいるシーボルトに命じて日本茶の種子も送らせたそうですが、栽培はうまくいかなかったようです。
華人が入ってから中国・インド・スリランカ苗の栽培がうまくいき、多大な利益を生み出したそうな。
調べれば調べるほど、インドネシアの歴史においてやはり華人の力は無視できない。ほんとビジネスに長けてる。


しかし最近は、手間がかからない油ヤシ農園などに転換されて少しずつ減ってきているみたい。



中国系インドネシア人は中国茶をストレートで楽しむようですが、多くのインドネシア人は"ジャスミン紅茶(砂糖入り)"を日常的に飲んでいるのをよく見かけます。

コンビニでも無糖茶はほとんど見かけませんが、最近の健康ブームもあって少しずつ増えている印象。




インドネシアのジャスミンティーは中国茶のそれより"ガツン"とくるというか、南国植物特有の鋭さを感じる香りがします。




たまに飲むには美味しいんですけど、食事には正直「香り」が少し邪魔になるんですよね・・これは食文化の違いなんですけど。



●緑茶を試してみる

さて、買った緑茶。

PapayaでRp.32,300/100gでした。



パッケージは至ってシンプル。
お茶の葉が描かれていて、他に目立つのは商品名の「CHAKRA」"煎茶"であることが書かれた多分手貼りのシール。
手貼りということは、あまり流通量が多くないんですかね。

生産している農園のサイトを見る限り、生産している茶葉のほとんどは紅茶になっているみたいです。


茶葉は、見た感じBOP(ブロークンオレンジペコー)と呼ばれる短時間でも茶成分が抽出しやすい製法のよう。緑茶でこの形は、日本では袋入りだと珍しいかも。ティーバッグになっていることが多いような。

作られている所が高地で気候が良いとはいえ、赤道直下で葉っぱが固くなりそうなのでわかる気がする。こちらの紅茶も、手がかからないこともあってBOP製法が多いそうです。


急須で淹れるとすぐに濃くなってしまいますが、日本のお茶より渋みも少なくすっきりしていて見た目より苦くない。
あとは硬水であることも関係してそう。
これをさらに発酵させた紅茶である"ジャワティー"の特徴も、サイト曰く「タンニンが少なくすっきりしている」ことなので、元々の茶葉がもつものなんでしょうね。

『これは水出しでもいけそう』

と思い、日本から持ってきていたお茶パックに茶葉を入れて即席緑茶ティーバッグを作ってボトルにぽん。30分ほどで冷茶の出来上がり。
すっきり味で、食事にもお菓子のお供にも合いそうです。
※または、ボウルに入れた500mlの水に5gくらいの茶葉を直接入れて15分ほど放置して、茶漉しで漉せばOKです。


水出し、かなり良い感じです。


麦茶以外の選択肢が増えただけで嬉しいな✨




今は危険そうなのでいつになるかはわからないけど、安くて美味しい黒烏龍茶をKotaあたりに探しに行きたい・・・

インドネシアのお茶を試してみたい欲が沸いたので、他の茶葉にも手を出してみようと思います。


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