何を隠そう、夏が苦手です。
食欲がなくなるのと、太陽の光で頭痛が止まらないからです。(頭痛の話はこちら)
それでも赤道直下の南国、インドネシアに来てしまった人間です。
避けられない環境に居ると身体も頑張って慣れようとするし、知恵も働くものです。
だんだんと頭痛の回数も減って、エアコンを切って扇風機だけで過ごすようになりました。
日本にいた時は、この時期は梅シロップの仕込みが終わった頃。
梅シロップは、"これがあれば夏が乗り切れる!"というお守りのような存在でした。
しかし、こちらでは青梅を手に入れるのがなかなか難しい。
寂しいですが、こちらに居る間は梅シロップは断念かな・・・
代わりによく買うようになったもの。
それはレモン。
日本のスーパーでは、レモン売場は棚の一角という感じではないでしょうか。
ジャカルタのスーパーでは、レモンは結構な量が積まれています。
揚げ物や甘辛い料理が多いので、欠かせない脇役なんですよね。
ライムと並び、消費量も多いと思います。
市内のスーパーでは概ね、"Local(インドネシア産)"と"Import(輸入物、USが多い)"と書かれた2種類が置かれています。
輸入物は輸送の際のカビ防止に薬品が必須ですし、今の所インドネシア産でも"無農薬"という表示を見た事がありません。
個人的には、輸送でも現状の栽培方法でも農薬の必要性は理解できる派です。
でも、口にするものは出来るだけ体に悪いものは避けたいのは本音です。
日本のように、物流が発達して管理の行き届いた安全な食べ物が流通するのが当たり前の状況になるは、まだまだ先が長そうなインドネシア。
勿論急激に環境が変わってきているので断定はしたくないけれど。
今は痛まずに綺麗なレモンのまま届くだけでもありがたい事です。
さて、堅苦しい話はここまでにして・・
わたしが梅シロップの代わりに作っているレモンシロップを2種類、記録しておきたいと思います。
体が重くだるくなって何も喉を通らない時、レモンの爽やかさが水を軽くしてくれるようでスーッと全身に染み渡ります。
こちらに来てから、何度となく助けられました。
レシピと言えるほど難しくなく手軽に作れて、きちんと短期間でエキスが抽出できます。
ご興味がありましたら、是非作ってみて下さい!
大事なことをいくつか:
・インドネシアで手に入るレモンは、安全上皮を剥いて作るのを推奨します。
日本でも、苦味が苦手な方は剥いたほうがオススメです。
皮つきの場合は1日ずつ多めに寝かせてください。
・日本では冷暗所での保管でも大丈夫ですが、ジャカルタは気温と湿度が高いため冷蔵庫管理を推奨します。
・保管は必ずガラスか琺瑯の容器で!
容器はアルコール消毒が良いですが、熱湯消毒をする場合は必ず水から一緒に温めてください。
容器は割れることがあるので、耐熱温度表示を必ず確認してくださいね。
また、うちは冷蔵庫が大きくないため保存には小さめの容器を使っています。
(ちなみに、IKEAで3個Rp.49900のガラス容器。レモン1個にちょうど良い大きさです。)
大きめの容器でまとめてたくさん作る場合は、この比率をベースにお好みで調整してみてください。
●レモンシロップ
<材料>
レモン : 1個 (正味約100g)
砂糖 : 40g
はちみつ : 10g
レモン:甘み = 2:1
<下準備>
表面を洗ったレモンの上下を切り落とし、皮を剥く。
わたは残して構わない。
5mm幅にスライスする。
<作り方>
消毒した容器に、レモン、砂糖を交互に入れる。
最後にはちみつを入れてしっかり蓋をする。
<コツ>
・砂糖は上白糖が溶けやすいのでオススメです。
グラニュー糖やクリスタルは溶けにくいため(写真の砂糖はクリスタル)、1日何回か容器を振って馴染ませてください。
・はちみつはコクを出すのと、砂糖を馴染ませる役目で入れています。
無い場合は代わりに砂糖を10gほど足しても。さっぱりめのシロップになります。
・次の日には爽やかなシロップが出来ています。日を置くほど馴染んで、まろやかに。
冷暗所、出来れば冷蔵庫で保管し1週間から10日くらいの間は美味しくいただけます。
それ以降からは状態を見て判断していただければ。
<楽しみ方>
>希釈
小さじ一杯のシロップに対して水100mlだと濃いめ、150mlがちょうど良いくらい。
150mlの場合は、一緒にレモン果実も入れて飲むのがオススメ。
炭酸水やトニックでも。もちろんホットも美味しいです。
>そのまま
紅茶、かき氷のシロップとして。
パンケーキやフレンチトーストのシロップとしても美味しいです。
バターとよく合います。
●レモンジンジャービネガーシロップ
<材料>
レモン : 1個 (正味約100g)
しょうが : 15g
リンゴ酢 : 50ml
砂糖 : 35g
レモン:お酢+しょうが+砂糖 = 1:1
<下準備>
レモンは表面を洗い上下を切り落とし、皮を剥く。
わたは残して構わない。
5mm幅にスライスする。
しょうがは皮をむき、2mm幅にスライスする。
<作り方>
消毒した容器に、レモン、しょうが、砂糖を順に入れる。
最後にリンゴ酢を注ぎ、しっかり蓋をする。
<コツ>
・1日に1回は容器を振って全体を馴染ませると出来上がりが早いです。
3日目くらいから酢のカドが取れて、全体がまとまってきます。
冷蔵庫で保管し、10日から2週間の間は美味しくいただけます。
それ以降は状態を見て判断していただければ。
・こちらも砂糖は上白糖をオススメします。はちみつを入れるとまろやかになります。
・しょうがは、皮のすぐ下に栄養素がたくさんあります。
本当は皮のまま使いところですが、インドネシア産は少々不安もあるため剥くのをオススメします。
日本産は是非そのままで。
・リンゴ酢はホワイトビネガーでも。お子様にはホワイトビネガーの方が意外と癖がなくて飲みやすいかもしれません。
<楽しみ方>
>希釈
小さじ一杯のシロップに対して水120〜150mlがちょうど良いくらい。
150mlの場合は、一緒にレモン果実も入れて飲むのがオススメ。
炭酸水でも。
1日に何杯もというより、ランチの後に1杯がオススメです。
気持ちもスッキリです。
そういえば、Grand Lucky Super storeに買い物に行った時にバリ産のリンゴ酢を見つけました。
最近ちらほらバリブランドのオーガニック食材を見かけます。
デザインも可愛いですし、バリは何かとマーケティングが上手ですね。
少々お高めだったので今回は躊躇してしまいましたが、いつか買ってみたいなと思っています!
食欲がなくなるのと、太陽の光で頭痛が止まらないからです。(頭痛の話はこちら)
それでも赤道直下の南国、インドネシアに来てしまった人間です。
避けられない環境に居ると身体も頑張って慣れようとするし、知恵も働くものです。
だんだんと頭痛の回数も減って、エアコンを切って扇風機だけで過ごすようになりました。
日本にいた時は、この時期は梅シロップの仕込みが終わった頃。
梅シロップは、"これがあれば夏が乗り切れる!"というお守りのような存在でした。
しかし、こちらでは青梅を手に入れるのがなかなか難しい。
寂しいですが、こちらに居る間は梅シロップは断念かな・・・
代わりによく買うようになったもの。
それはレモン。
日本のスーパーでは、レモン売場は棚の一角という感じではないでしょうか。
ジャカルタのスーパーでは、レモンは結構な量が積まれています。
揚げ物や甘辛い料理が多いので、欠かせない脇役なんですよね。
ライムと並び、消費量も多いと思います。
市内のスーパーでは概ね、"Local(インドネシア産)"と"Import(輸入物、USが多い)"と書かれた2種類が置かれています。
輸入物は輸送の際のカビ防止に薬品が必須ですし、今の所インドネシア産でも"無農薬"という表示を見た事がありません。
個人的には、輸送でも現状の栽培方法でも農薬の必要性は理解できる派です。
でも、口にするものは出来るだけ体に悪いものは避けたいのは本音です。
日本のように、物流が発達して管理の行き届いた安全な食べ物が流通するのが当たり前の状況になるは、まだまだ先が長そうなインドネシア。
勿論急激に環境が変わってきているので断定はしたくないけれど。
今は痛まずに綺麗なレモンのまま届くだけでもありがたい事です。
さて、堅苦しい話はここまでにして・・
わたしが梅シロップの代わりに作っているレモンシロップを2種類、記録しておきたいと思います。
体が重くだるくなって何も喉を通らない時、レモンの爽やかさが水を軽くしてくれるようでスーッと全身に染み渡ります。
こちらに来てから、何度となく助けられました。
レシピと言えるほど難しくなく手軽に作れて、きちんと短期間でエキスが抽出できます。
ご興味がありましたら、是非作ってみて下さい!
大事なことをいくつか:
・インドネシアで手に入るレモンは、安全上皮を剥いて作るのを推奨します。
日本でも、苦味が苦手な方は剥いたほうがオススメです。
皮つきの場合は1日ずつ多めに寝かせてください。
・日本では冷暗所での保管でも大丈夫ですが、ジャカルタは気温と湿度が高いため冷蔵庫管理を推奨します。
・保管は必ずガラスか琺瑯の容器で!
容器はアルコール消毒が良いですが、熱湯消毒をする場合は必ず水から一緒に温めてください。
容器は割れることがあるので、耐熱温度表示を必ず確認してくださいね。
また、うちは冷蔵庫が大きくないため保存には小さめの容器を使っています。
(ちなみに、IKEAで3個Rp.49900のガラス容器。レモン1個にちょうど良い大きさです。)
大きめの容器でまとめてたくさん作る場合は、この比率をベースにお好みで調整してみてください。
●レモンシロップ
<材料>
レモン : 1個 (正味約100g)
砂糖 : 40g
はちみつ : 10g
レモン:甘み = 2:1
<下準備>
表面を洗ったレモンの上下を切り落とし、皮を剥く。
わたは残して構わない。
5mm幅にスライスする。
<作り方>
消毒した容器に、レモン、砂糖を交互に入れる。
最後にはちみつを入れてしっかり蓋をする。
<コツ>
・砂糖は上白糖が溶けやすいのでオススメです。
グラニュー糖やクリスタルは溶けにくいため(写真の砂糖はクリスタル)、1日何回か容器を振って馴染ませてください。
・はちみつはコクを出すのと、砂糖を馴染ませる役目で入れています。
無い場合は代わりに砂糖を10gほど足しても。さっぱりめのシロップになります。
・次の日には爽やかなシロップが出来ています。日を置くほど馴染んで、まろやかに。
冷暗所、出来れば冷蔵庫で保管し1週間から10日くらいの間は美味しくいただけます。
それ以降からは状態を見て判断していただければ。
<楽しみ方>
>希釈
小さじ一杯のシロップに対して水100mlだと濃いめ、150mlがちょうど良いくらい。
150mlの場合は、一緒にレモン果実も入れて飲むのがオススメ。
炭酸水やトニックでも。もちろんホットも美味しいです。
>そのまま
紅茶、かき氷のシロップとして。
パンケーキやフレンチトーストのシロップとしても美味しいです。
バターとよく合います。
●レモンジンジャービネガーシロップ
<材料>
レモン : 1個 (正味約100g)
しょうが : 15g
リンゴ酢 : 50ml
砂糖 : 35g
レモン:お酢+しょうが+砂糖 = 1:1
<下準備>
レモンは表面を洗い上下を切り落とし、皮を剥く。
わたは残して構わない。
5mm幅にスライスする。
<作り方>
消毒した容器に、レモン、しょうが、砂糖を順に入れる。
最後にリンゴ酢を注ぎ、しっかり蓋をする。
<コツ>
・1日に1回は容器を振って全体を馴染ませると出来上がりが早いです。
3日目くらいから酢のカドが取れて、全体がまとまってきます。
冷蔵庫で保管し、10日から2週間の間は美味しくいただけます。
それ以降は状態を見て判断していただければ。
・こちらも砂糖は上白糖をオススメします。はちみつを入れるとまろやかになります。
・しょうがは、皮のすぐ下に栄養素がたくさんあります。
本当は皮のまま使いところですが、インドネシア産は少々不安もあるため剥くのをオススメします。
日本産は是非そのままで。
・リンゴ酢はホワイトビネガーでも。お子様にはホワイトビネガーの方が意外と癖がなくて飲みやすいかもしれません。
<楽しみ方>
>希釈
小さじ一杯のシロップに対して水120〜150mlがちょうど良いくらい。
150mlの場合は、一緒にレモン果実も入れて飲むのがオススメ。
炭酸水でも。
1日に何杯もというより、ランチの後に1杯がオススメです。
気持ちもスッキリです。
そういえば、Grand Lucky Super storeに買い物に行った時にバリ産のリンゴ酢を見つけました。
最近ちらほらバリブランドのオーガニック食材を見かけます。
デザインも可愛いですし、バリは何かとマーケティングが上手ですね。
少々お高めだったので今回は躊躇してしまいましたが、いつか買ってみたいなと思っています!