【お役立ち・旅】自粛生活@ジャカルタからバリに抜け出した件:その1

「小忙しいからっちょっと休むわ宣言」をしてから3か月・・・

実は筆者も本帰国が決まりました。


Photo by Lubov' Birina on Unsplash

日系企業さんの出向とは違い、日本の会社から「帰ってこい司令」があるわけではなく複雑な状態だった夫。契約はあと1年ありますが、一向に状況が落ち着かないインドネシアでこのままの生活を続けていくのは厳しいな、と思い始めて家族会議を決行。
ありがたいことにご縁があり、来年春から再び日本に戻ることに。

ホっとしたのが半分・・もう少しこっちに居たかったなという気持ちが半分・・・
残りをどう過ごそうか、考えているうちに時間が経ってしまいそうです。


●この状況下でのある決断

さて、今年はホントに時が経つのが早いですね。もう12月。

この1年、「話し相手は夫のみ・週1スーパーへ外出」という生活だったので、"インドネシアで暮らす実感"など、正直あまりなかったです。

2019年の2月末に来てから実質1年ほどしか自由に動けず、旅行も1度きり。
観光名所にも全然行っていない我が家。

今年がこんなことになって、出不精で面倒くさがりなのを死ぬほど後悔しましたよ・・・



夫は夏頃から9割リモートワーク@Homeでしたし、わたしもずっと引き篭もりながら仕事やら細々作業をしていました。

有休消化を推奨するような会社にいるのに、日本にいた頃から全然休まない夫。
インドネシアの会社は同系列だけれどグループが違うので退社扱いになります。たっぷり残った有休消化もお仕事の一つ。

・・・ちょっと環境を変えたいなという話になり、少し後ろめたさはあるけれど・・

ゆっくりしつつ仕事をする前提、いわゆるワーケーションで"バリ"に行くことにしました。


●心配なインドネシアの観光

調べだしたのは10月半ば。
一旦緩やかに日々の感染者数が減っているところでした。

しかし11月に入って再び増え始め、結局インドネシアのCOVID-19の感染者数はずっと右肩上がり。

出典:Google

バリ州は、国外からの外国人観光者は受け入れていませんが、国内旅行者は受け入れを再開しています(11/28現在)。

agodaでホテルやヴィラを検索していましたが、全てが驚くべき価格・・・ほとんどのお宿が元値の1/3以下(10月下旬から11月中)。

『バリ島の人、大丈夫?それでやっていけるの・・?』

と心配になるお値段。
ありえない料金設定もあってか、それほど人気のない時期にもかかわらず満室のヴィラもちらほら。筆者も利便性とゆっくりできるか&仕事ができるかのバランスを焦点においてヴィラを選択。

あとは航空券。
agodaでも提携の航空会社便は手配できますが、今回はexpediaにてエアアジア便を手配。
航空券も1/2から1/3くらいの値段です。

・・・ええんやで・・正規の値段払うよ、と言いたいくらい心配になります。

航空業界はどこも大変そうで、エアアジアの日本法人は事業を廃止しましたよね。
急な変更や欠航もあるみたいで少々心配ですが、ガルーダの半分くらいの費用で済んでしまうエアアジア。
インドネシア法人は踏ん張ってほしいところです・・・

筆者のように安旅を好む勢には必要な存在なのです(力説)。




●国内旅行で事前に準備しなくてはいけないこと

とりあえず宿と航空券は確保したので安心したのか、色々と大事なことをすっかり忘れていた筆者。

このご時世、国内旅行でも安全のための準備が色々と必要です。

Photo by Anete Lūsiņa on Unsplash


以下、一番まとめがわかりやすかったTRAVEL WITHのHPより、インドネシア国内からバリ州に入域する際の義務


国内観光客がバリ州に入域する際の諸要件に関する通達(骨子)
1. 認定機関が発行したPCR検査陰性証明書、あるいは迅速抗体検査(Rapid 検査)陰性証明書の提示。
2. 同証明書の有効期限は発行日から14日間。
3. 有効な同証明書を提示した観光客は症状がない限り同検査の受検が免除される。
4.同証明書を提示できない観光客はPCR検査、あるいは迅速抗体検査を受検しな ければならない。
5. 迅速抗体検査結果の陽性者は続いてPCR検査を受検しなければならない。同検査結果が出るまでの間バリ州政府が指定する機関で隔離される。
6. PCR検査結果の陽性者はバリ州に所在する医療機関に入院し看護を受ける。
7. 検査費用及び入院等のかかる費用は観光客が負担する。 
8. すべての観光客はバリ州に入域する前に LOVEBALI(https://lovebali.baliprov. go.id)にアクセスして同アプリをインストールしておかなければならない。
9. 観光客はバリ州に滞在する期間、以下の新時代における生活秩序のプロトコールを実践しなければならない。
a マスクの着用
b 手洗い等の励行
c 他者と1m以上間隔を開ける
d 清潔かつ健やかな生活を営む
e くしゃみや咳をする時にハンカチ等で鼻・口をふさぐ
f 目・鼻・口など顔の表面を直接に手で触らない
g 体温計の携行 h 携帯電話等身の回り品を清潔に保つ
i 新型コロナウイルス感染防止に協力する
j 他者との身体接触を避ける
10.  観光客はバリ州に滞在する間、安全確保のためスマートフォンのGPS機能をオ ンにすること。 11. 観光客はバリ州に滞在する間、LOVEBALI アプリを通じて体調不良や問題を通報 することができる。 
12. 観光客は本通達の諸要件に従わなければならない。これに違反した場合は法により処罰される。 

(引用元:デンパサール領事館HP


・・・つまり今一度まとめてみると、デンパサール領事館からの要請として事前準備が必要なのは以下。



●14日前から前日までにPCR検査かRapidテストを受ける
→陰性証明書を発行してもらう(データでもOK)。滞在が長い場合は有効期限に気をつける。

●LOVEBALI(https://lovebali.baliprov.go.id/)にアクセス
→"Contribute now"のページを記入、アプリをダウンロードしておく




ついでに、エアアジアから前日に届いたメールにはさらに以下の要請がありました。



●e-HAC(https://inahac.kemkes.go.id/home/landing)への登録 
→ これは登録必須。実際空港でみせる必要がありました。

●"Peduli Lindung"アプリのダウンロード(AppleGoogle Play store 
→ 多分追跡用と最新情報届くアプリ



アプリのダウンロードが必要だったり、住所などの記入もあり少々時間をとります。
当日空港でやることのないように、前日までに済ませておくことをおすすめします。

データは携帯端末にダウンロードして保存しておきましょう。

心配な方はプリントアウトして手元に。



●Rapidテストを受けに行く

※写真はイメージです:Photo by JC Gellidon on Unsplash


実は筆者、Rapidテストを受けるのを忘れていて、出発2日前に急いでタケノコ診療所(スディルマン)に駆け込みました💦


春先から状況が変化して無症状でも検査を受ける人が増えたと見られ、検査環境は改善し受けやすくなっていると思います。

日本語対応の医師がいる病院の対応(最新公式情報が見当たらず少し古い情報・・)↓



●タケノコ診療所にて

Photo by Clay Banks on Unsplash

ありがたいことにこの約2年間一度も病院にかかることはなかったので初診でした。渡されたボードの質問事項を記入して呼ばれるのを待ちます。

ちなみにこれから受けられる方は、パスポートや保険証など身分証明書をもっていくのをお忘れなく。

受付から検査終了までトータル1時間弱くらいで終了しました。
まあ、Rapidテストは基本的に採血のみなのですぐ終わります。



筆者は血管が細く日本の健康診断でも何度も失敗された経験があったので正直不安でしたが・・看護師の方は「ちょとチクッとシマス」とだけ言い躊躇なくサクッと針を入れてくれました。
うまい。

料金は検査のオプションにもよります。今回は陰性証明だけが欲しかったので検査結果のみで二人でRp.600,000(諸々費用込)ほど。
結果も、検査後1時間ほどでメールにて送られてきました。
結果はメールや紙媒体などを事前に選ぶことができます。

予約なしでも対応していただけましたが、予約したほうがスムースだということです。参考まで。

こんなに速く対応していただけるとは・・日本ならこうもいかないかもです。
医療従事者の方には頭が上がりません。本当にありがたいことです。






▶おまけ:

TRAVEL WITHの記事がおすすめ最新情報です。
バリの情報が一番わかりやすく載ってました。
知りたいことが知られる、というシンプルなことが叶うだけでうれしいものです・・・


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