先日、ジャカルタに来てからずっとトライしてみたかった"トランスジャカルタ"に乗ってみました。
先日MRTがようやく開業して話題になっておりますが、まだ一部の区間に限られています。
その一部区間から外れた場所に行く場合は、まだまだバイク、タクシー、バスがメインの手段であることに変わりありません。
個人的に乗り物が大好きなので、MRTもそろそろ乗りたいなあと思っていますが・・
アパートメントからほど近いところに停留所がありまして、毎日とても気になっていました。
そこで、
まずはトランスジャカルタでしょう!
と勝手に自分の中で優先順位をつけて、トライしてみることにしたのです。
トランスジャカルタは、ジャカルタ市内を専用道路を使って走るバスのことです。
いつも渋滞しているこの街では非常に効率的な交通手段です。
専用道路を走るというところが特徴で、まるで路面電車や地下鉄のよう。
中心部では、一般道路と同じレベルの中央部分に専用レーンが通っています。
専用レーンは一般道路とは縁石などで一応区切ってあります。
ですが結局、一般車も普通にばんばん侵入して走っているのがカオスで面白いです。
ラッシュ時はトランスジャカルタのレーンも車でいっぱい。
写真の一番右側が専用レーンです。
もはや専用レーンの意味が全然ないですよね 笑
調べてみると、本当は罰金らしいんですがね。
取り締まらない警察よ。
大通りから少し外れたところからは、高速道路のように一般道の"上"を走る専用道路が通っています。
バス以外は通っていないので非常に移動がスムーズで、渋滞のストレスがありません。
贅沢ですが、少し勿体無さも感じます・・・
乗り方については、こちらの記事がとにかく完璧✨ですのでぜひご紹介させてください。
今回わたしも、ありがたく参考にさせていただきました。
何も足せる情報がありませぬ。
ただ"ジャカルタでバスに乗った"というだけなのですが、なかなか刺激的な経験になりました。
本当にインフォネシアさんの記事通りにICカードを買って乗ってみただけなんですが・・・
少し緊張しました。
というのも、トランスジャカルタを調べると検索でたくさんヒットする情報があるのです。
それは、強盗とスリ。
在インドネシア日本国大使館からのお知らせを調べてみると強盗被害の注意喚起が何件もあがっています。
刃物を使った車内での強盗なんて・・・防ぎようがない。
恐ろしい。
スリについては、停留所に行くまでの歩道橋や車内で多く起こっています。
複数人のチームで巧妙な手口のスリを行う集団が報告されているようです。
以下のポイントは、スリや強盗に対しての基本的防衛知識です。
本当に基本的なことですが、住んでいるにしても旅行でも、外国に居る時にはとてもとても大事なことです。
●リュックは前側に持ってくる、ショルダーバッグは斜めがけにする
●必要以上のお金や貴重品は持ち歩かない
●お金や貴重品はいくつかに分けて持つ
●大きな声を出して助けを求めるなども威嚇になり有効
●もしも取り囲まれたら命を守ることを優先する
わたしが乗った路線は、バスの運転手さん以外に1人、バスガイドさんかもしくは案内係のような男性スタッフが常に乗っていました。
元々いたのか、最近乗るようになったのかはわかりません・・
女性は車両前方に乗ることと、ガイドさんの近くに居るのも手かもしれません。
わたしの住むエリアは比較的治安が良いと言われているようで、歩道橋の周りにも多くの警備員がいます。
ありがたいことに、まだ1人で利用しても怖い思いをしたことはありません。
ただ、本当は2人以上での利用が推奨されています。
どれだけ気を付けてもそれに越したことはない。
用心用心です。
それからもう一つ。
歩道橋が恐ろしいです。
何がって。
その建てつけと言いますか、リアルな高さゆえに足元の不安定さが恐ろしいのです。
これは"リアルな高さの高所恐怖症"のわたしだからかもしれません。
ヒョロヒョロの鉄骨とセメントで作られた土台に、一枚だけ打ち付けられた鉄板の板。
朽ちて穴が開いたものや、今にも破れそうな箇所も見受けられます。
これを複数人が一度に同じ所を通る時の恐怖といったら。
揺れるわ、軋むわ・・・足がすくむ。
ジャカルタ市内では老朽化が進んでいることが問題にもなっているようです。
先日ジャカルタ特別州知事が、「重要な交通手段としてトランスジャカルタを延長しなくちゃいかん」というような発言をしたとの記事があがっていました。
慢性的な渋滞を解消するのには、MRTも含めて効率的で安全な移動手段の整備は急務だと思います。
タクシーより安くて、スムーズな移動ができるのは本当に魅力的です。
わたしのようなジャカルタに住む外国人だけではなく、旅行者や地元の人にとっても便利で安全な乗り物だと思うんですけどね・・・
何も問題なく利用できるようになるといいなと心から願います。
でも、ふと思い出したことがありました。
外国で生活やビジネスをすることにおいて、5つの"あ"という有名な鉄則があります。
色々と種類があるようですが、中国でヨーカドーを広めた故・塙昭彦氏のものが有名です。
「あせらない」
「あわてない」
「あきらめない」
「あてにしない」
「あなどらない」
言い得て妙。
完全に納得、同意します。
今回の件に関しては、一回乗って大丈夫だったからといって「あなどらない」ですかね。
わたしも異国の地に住むイチ外国人です。
気を抜かずに楽しんで暮らせるようになるまでは、ちょっと意識高めで行こうと思います。
次はMRTに乗るぞ♪
(わかっているのかいないのか)
Photo by Rangga Cahya Nugraha on Unsplash |
先日MRTがようやく開業して話題になっておりますが、まだ一部の区間に限られています。
その一部区間から外れた場所に行く場合は、まだまだバイク、タクシー、バスがメインの手段であることに変わりありません。
個人的に乗り物が大好きなので、MRTもそろそろ乗りたいなあと思っていますが・・
アパートメントからほど近いところに停留所がありまして、毎日とても気になっていました。
そこで、
まずはトランスジャカルタでしょう!
と勝手に自分の中で優先順位をつけて、トライしてみることにしたのです。
●トランスジャカルタとは
トランスジャカルタは、ジャカルタ市内を専用道路を使って走るバスのことです。
いつも渋滞しているこの街では非常に効率的な交通手段です。
専用道路を走るというところが特徴で、まるで路面電車や地下鉄のよう。
中心部では、一般道路と同じレベルの中央部分に専用レーンが通っています。
専用レーンは一般道路とは縁石などで一応区切ってあります。
ですが結局、一般車も普通にばんばん侵入して走っているのがカオスで面白いです。
ラッシュ時はトランスジャカルタのレーンも車でいっぱい。
写真の一番右側が専用レーンです。
もはや専用レーンの意味が全然ないですよね 笑
調べてみると、本当は罰金らしいんですがね。
取り締まらない警察よ。
大通りから少し外れたところからは、高速道路のように一般道の"上"を走る専用道路が通っています。
バス以外は通っていないので非常に移動がスムーズで、渋滞のストレスがありません。
贅沢ですが、少し勿体無さも感じます・・・
乗り方については、こちらの記事がとにかく完璧✨ですのでぜひご紹介させてください。
今回わたしも、ありがたく参考にさせていただきました。
何も足せる情報がありませぬ。
トランスジャカルタ完全マニュアル!乗り方、路線図と注意点
インドネシアジャカルタには地下鉄などの市内移動のための電車は少なく ...
●トランスジャカルタの注意点
ただ"ジャカルタでバスに乗った"というだけなのですが、なかなか刺激的な経験になりました。
本当にインフォネシアさんの記事通りにICカードを買って乗ってみただけなんですが・・・
少し緊張しました。
というのも、トランスジャカルタを調べると検索でたくさんヒットする情報があるのです。
それは、強盗とスリ。
在インドネシア日本国大使館からのお知らせを調べてみると強盗被害の注意喚起が何件もあがっています。
在インドネシア大使館からのお知らせ
刃物を使った車内での強盗なんて・・・防ぎようがない。
恐ろしい。
スリについては、停留所に行くまでの歩道橋や車内で多く起こっています。
複数人のチームで巧妙な手口のスリを行う集団が報告されているようです。
以下のポイントは、スリや強盗に対しての基本的防衛知識です。
本当に基本的なことですが、住んでいるにしても旅行でも、外国に居る時にはとてもとても大事なことです。
●リュックは前側に持ってくる、ショルダーバッグは斜めがけにする
●必要以上のお金や貴重品は持ち歩かない
●お金や貴重品はいくつかに分けて持つ
●大きな声を出して助けを求めるなども威嚇になり有効
●もしも取り囲まれたら命を守ることを優先する
わたしが乗った路線は、バスの運転手さん以外に1人、バスガイドさんかもしくは案内係のような男性スタッフが常に乗っていました。
元々いたのか、最近乗るようになったのかはわかりません・・
女性は車両前方に乗ることと、ガイドさんの近くに居るのも手かもしれません。
わたしの住むエリアは比較的治安が良いと言われているようで、歩道橋の周りにも多くの警備員がいます。
ありがたいことに、まだ1人で利用しても怖い思いをしたことはありません。
ただ、本当は2人以上での利用が推奨されています。
どれだけ気を付けてもそれに越したことはない。
用心用心です。
それからもう一つ。
歩道橋が恐ろしいです。
何がって。
その建てつけと言いますか、リアルな高さゆえに足元の不安定さが恐ろしいのです。
これは"リアルな高さの高所恐怖症"のわたしだからかもしれません。
ヒョロヒョロの鉄骨とセメントで作られた土台に、一枚だけ打ち付けられた鉄板の板。
朽ちて穴が開いたものや、今にも破れそうな箇所も見受けられます。
これを複数人が一度に同じ所を通る時の恐怖といったら。
揺れるわ、軋むわ・・・足がすくむ。
ジャカルタ市内では老朽化が進んでいることが問題にもなっているようです。
先日ジャカルタ特別州知事が、「重要な交通手段としてトランスジャカルタを延長しなくちゃいかん」というような発言をしたとの記事があがっていました。
インドネシア・ジャカルタ特別州、交通網・住宅整備に4.7兆円 10年計画浮上
インドネシア・ジャカルタ特別州のアニス知事は、首都の効率的都市運営を目指し、10年以内に交通網拡充を中心に住宅建設も含む大規模インフラ整備事業の計画を進めている...
慢性的な渋滞を解消するのには、MRTも含めて効率的で安全な移動手段の整備は急務だと思います。
タクシーより安くて、スムーズな移動ができるのは本当に魅力的です。
わたしのようなジャカルタに住む外国人だけではなく、旅行者や地元の人にとっても便利で安全な乗り物だと思うんですけどね・・・
何も問題なく利用できるようになるといいなと心から願います。
でも、ふと思い出したことがありました。
外国で生活やビジネスをすることにおいて、5つの"あ"という有名な鉄則があります。
色々と種類があるようですが、中国でヨーカドーを広めた故・塙昭彦氏のものが有名です。
「あせらない」
「あわてない」
「あきらめない」
「あてにしない」
「あなどらない」
言い得て妙。
完全に納得、同意します。
今回の件に関しては、一回乗って大丈夫だったからといって「あなどらない」ですかね。
わたしも異国の地に住むイチ外国人です。
気を抜かずに楽しんで暮らせるようになるまでは、ちょっと意識高めで行こうと思います。
次はMRTに乗るぞ♪
(わかっているのかいないのか)